2:ペイズリー柄のバンドカラーシャツ

#1と同じコンセプトで製作した。なので、あまり詳しくは書かずにサラッといこうかと思う。詳しくは前回の記事を見てね。

生地を変えて作ったので、まずは生地の紹介からしていく。

@Contents

ミラショーンの生地

ミラショーンというブランドのオーダーメイド用生地を運良く手に入れることができた。生地自体は薄手でハリがある。ペイズリーの総柄だが、繊細なタッチで総柄特有のしつこさは全くない。

ペイズリー柄といっても、様々なバリエーションがあり一言では言い表せないものだがこの生地は一風変わっている。何というかペイズリー柄独特の民族っぽさがなく、都会風な感じ。綿100%で非常に上質。

シャツ全景

ペイズリー柄のバンドカラーシャツ

クレリックシャツにしようかとも迷ったけど、思い切って総柄で作ってみた。

服のディテールを再び

比翼またの名をフライフロント

比翼仕立てを横から見た画像

前回のシャツと違うのは一番下のフロントボタンが水平ではないところだ。職業用ミシンにアタッチメントを付けてボタンホールを縫っていたのだが、向きを変えるのを完全に忘れていた。

真珠の母

白蝶貝のボタン

特にデザインに制約がなければ鳥足がけで仕上げる。白蝶貝は別名「マザーオブパール」と呼ばれているそうだ。私はあまり真珠に詳しくはないのだが、白蝶真珠を生み出す貝のようだね。

ボタンのないバンドカラー。

ボタンのないバンドカラー

衿の部分にボタンをつけないデザインにした。というのも、イタリアンカラーのように衿を開けて着る前提で作ったからである。イタリアンカラーとは、見返しの付いた衿のことをいう。見返しが付くので開襟した時に縫い目線は見えない。そして、縫い目線がないということはロールしやすいということでもある。

パリッとしたカフス

白蝶貝ボタンのついたカフス

カフスには接着芯を使った。この辺はまだまだ研究する余地がありそう。

シャツに使用する芯
  • 接着芯
  • フラシ芯(生地に張り付けないタイプ)
  • 半フラシ
  • 芯なし

それぞれにメリットとデメリットがあるが、それは別の機会にまとめたいと思う。

前振りにするための後付け袖

前振りの袖底

柄で分かりにくいが、袖を回転させて前方に振るような付け方をしている。また、縫い代は折伏せ縫いで仕上げている。ロックミシンのようにほつれることもないし、丈夫なのでシャツでは一般的な方法だ。そして、このシャツではかなり縫い代の幅を細くしている。

縫い代の幅を細くするメリット
  • 表からのステッチを細く入れられる
  • 細いほど縫い代が丈夫

ちょっと縫い代が硬くなるデメリットもあるのは頭に入れておかなければならない。とはいえ、薄い生地だったら問題はないだろう。

惜しげもなくギャザーをヨークへ

ギャザー多めのヨーク

たっぷりとギャザーを入れた。ただの装飾ではなくギャザーを入れることで肩周りに余裕が生まれる。

ガゼットの代わりに

ガゼットのない脇

脇線の処理はちょっと変わった方法で行っている。シンプルに見えるがけっこう複雑な作業が必要。今度、機会があれば記事にまとめてみる。

裾は二度縫う

前後の長さが違うシャツの裾

2枚目の画像を見れば分かるかもしれないが、一度目と二度目のステッチの幅をあえて変えてある。三つ折りは細くなればなるほどアイロンが効きにくくなるのでステッチで抑えるという訳だね。

ステッチの目的
  • 1回目のステッチ:生地を落ち着かせるための捨てミシンのようなもの。針目は粗め。
  • 2回目のステッチ:これが本来のステッチで表から見える。針目は細かめ。

生地が浮いたりして、綺麗な三つ折りができない人にはこの方法がオススメ。

サイズについて

肩幅44cm
身幅49cm
着丈77cm
袖丈63cm

To comment

@Contents
閉じる