MYKITA(マイキータ )の「MINTTU」という眼鏡を購入したのでレビューしていきたいと思います。
「MYKITA」とは、2003年にドイツで設立された眼鏡ブランドです。下記のサイトの説明が非常にわかりやすく、私が出る幕もないのでぜひご覧ください。
この記事では主に眼鏡本体ならびに苦労したレンズ交換について書いていきます。
一筆書きの不思議なフレーム「MINTTU」。
- LITEシリーズ「MINTTU」
- ボストン型
- 素材はステンレス
- 特徴的なスパイラルヒンジ
- ネジも溶接箇所もなし
- 色はネイビー×シルバー
- ツーブリッジ
レンズ横幅 | 49mm |
レンズ縦幅 | 47mm |
レンズ間鼻幅 | 19mm |
フレーム正面全体幅 | 126mm |
フレーム耳かけ部分 | 140mm |
バランスの良いサイズ感。下の画像が着用例です。
7つあるシリーズのうちの1つ「LITE」。
MYKITAには数多くのモデルがありますが、大まかに7つのシリーズに分けられています。
- NO1:functional understatement(機能的かつ控えめなもの)
- DECADES:contemporary classics(現代的なクラシック)
- LITE:modern minimalism(近代的なミニマリズム)
- LESSLIM:ultimate refinement(究極の洗練)
- MYLON:high-tech material(ハイテク素材)
- STUDIO:conceptual design(コンセプチュアルデザイン)
- FIRST:子供向け
今回購入したのは「modern minimalism」というテーマの「LITE」シリーズです。具体的には他のシリーズでは0.5mmのシートメタルが使われているのに対し、LITEシリーズでは0.3mmのシートメタルが使われています。
本当に、掛けていることを忘れるほどの軽さです。
ネジを不要にした渦巻きヒンジ。
初めて見たときは驚き、何度も開閉を繰り返したヒンジです。
このディテールこそMYKITAをMYKITAたらしめている要素ではないでしょうか。薄いシートメタルだからこそ可能な洗練された機能美に溜息が出ます。ネジがないので緩むこともなく、小気味良い「カチッ」とした音が今まで全く気にすることもなかった「テンプルを畳む楽しさ」を教えてくれます。
ネイビー×シルバーのコンビネーション。
一筆書きに見えるフレームですが、実は色分けがされています。角度によってはナイロール(ナイロン製の糸)に見えなくもありません。
シルバーがレンズの側面になじむのでまるでフレームがないかのように見える寸法です。MYKITAはステンレスの塗装に関して素晴らしい技術を持っています。らしさを求めるのであれば単色ではなく、こういったツートンカラーを選ぶのも悪くないと思います。
ノーズパッドはシリコン製で鼻あたりが良いです。汚れたら気軽に交換できるのもポイントです。
一応、気にするテンプルの刻印。
右:MYKITA LITE MINTTU 49□20
左:SIZE 135 COL 091 PATENTED HANDMADE IN GERMANY CE
テンプルの刻印が年月を経るごとに消えていくことはよくありますが、MYKITAの眼鏡はどうでしょうか。これからの経年変化に注目です。以前かけていたTHEOの刻印はすぐに消えてしまいました。
先セル(耳にかける部分)はシリコン製で自分で取り外すことができます。色を変えてみるのも楽しそうです。
MYKITAのレンズ交換は特殊。
さて、フレームの次はレンズに関してです。
基本的に私は眼鏡屋でフレームを買うことはありません。というのも、あの雰囲気が苦手なのと買うつもりのないものを買ってしまった経験があるからです。
なので今回は「Ferfetch」という海外通販サイトで購入しました。日本でフレームが割引されることはないですが、このサイトだと結構安く買えるのでオススメです。
案外知られていないですが、フレームさえあれば大抵の眼鏡屋さんでレンズを入れてもらえます。そこで、何度もお世話になっている「誠眼鏡店」でレンズを入れてもらうことにしました。
約1万円で1.67非球面レンズを入れられます(これは安い!)。東京に店舗がありますが、郵送でも受け付けているので便利です。しかし、フレームを見て不安を感じていました。今までの眼鏡とは違い、レンズを取り外すためのネジがないからです。
早速、問い合わせてフレームの詳細について聞いてみました。すると、案の定MYKITAはレンズ交換に特殊な器具が必要で交換はできないと言われました。泣
仕方ないのでMYKITAの取扱店を探すことに。。
「D-Eye nakahara megane」。
すると、近所にありました。MYKITAを取り扱っている眼鏡屋さんが。
今回お世話になったのは光の森の眼鏡屋さん「D-Eye nakahara megane」さんです。フレームを買っていないにもかかわらず、親切に対応していただき感謝しています。
進化型ブルーライトカットレンズ「ルティーナ」。
レンズを注文して10日後に納品されました。
ドイツブランドのMYKITAなのでレンズもドイツ製の「ZEISS(ツァイス)」を入れるのが王道かと思いますが、高額なため諦めました。頻繁に眼鏡を変える身としては、これから眼鏡が落ち着かない限りは入れる機会はないかもしれません。
とはいえ、今回は今まで試したこともないようなレンズを選んでみました。
東海光学の進化型ブルーライトカットレンズ「ルティーナ」です。
- 商品名:ルティーナ UX-AS MSC P-UV
- レンズ素材:屈折率 1.67 プラスチック(UVカット機能標準)
- コート・他:MSC P-UV
MSC(マックスシールドコート)は傷やホコリが付着しにくくなる加工、P-UVはレンズ裏面に反射する紫外線をカットするコーティングのことです。
当方、強度近視(-7D)なのでレンズの厚さは気になります。屈折率1.76にしようかと思っていたのですが、MYKITAにはめるレンズは断面に溝を掘るためレンズ自体の強度が低下します。店員さんによれば、レンズが薄すぎると壊れやすいのであえて厚くすることもあるそうです。
球面レンズと非球面レンズの歪みの差は大きいですが、非球面と両面非球面はあまり変わらないので、結局、1.67の非球面レンズを選びました。
ブルーライトレンズについては外部サイトですが、下記の記事が非常に参考になります。これからブルーライトカットレンズを購入しようと考えている方であれば必読の記事です。
上記の記事を読んだという前提で進めていきます。
「ルティーナ」を試してみた率直な感想。
今までにもブルーライトレンズを試したことがありますが、基本的にPC用に作られているものばかりです。普段はPhotoshopで画像を扱ったりすることが多いので、画像の色味が変わる(黄色がかる)のは好ましくはありません。
結局、その眼鏡はあまり使わずに引き出しの中で眠っています。
今回購入したルティーナはディスプレイの波長(450nm前後の波長)は透過しますが、逆に太陽光に含まれるHEV(400〜420nmの波長)をカットする画期的なレンズで眼病予防に効果があるとされています。
2週間ほど試した感想ですが、少し目の疲れが減りよく眠れるようになった気がします。太陽光に当てると若干、黄色がかって見えますがほとんど気にならない程度です。また、当然ブルーライトをカットしたらレンズが青くなりますが、PC用のようなギラギラした感じではなく、かなり薄いカラーレンズ(1%ほど)を入れたような色味です(逆にオシャレかも)。
価格は2枚1組で32,000円と安くはないですが、目が疲れやすい方や眼病を予防したい方にはオススメです。
フォルムはツーブリッジでちょっと古臭い感じもあるけど、フレームの細さとカラーリングのギャップで今までにないスタイルを生み出した「MINTTU」。
これからしばらくはMYKITAの眼鏡を愛用することになりそうです。
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