14:使い捨てさせないマスク

新型コロナウイルスの影響で品切れが続いていたマスクもようやく店頭に並ぶようになってきたね。普段はマスクをつけない私だが、今回はさすがに汗疹と戦いながらも装着している。

この騒動のおかげでマスクがファッションアイテムの一部として新たな市場を開拓した感は否めない。コロナ禍以前は街中を歩く人の八割、いや九割かな、ほとんどの人が使い捨てマスクを着用していたと思う。逆に布製のマスクだと目立つぐらい。今はそんなことないけど、黒のマスクでさえ悪目立ちしていた感じ。

チャンス、といえば不謹慎だと叩かれるかもしれないが、ファッション業界の端くれである私にとってこれは見逃せない出来事であった。誰も望んでいないだろうが、今後来るであろう第二波に向け、再びマスク資材の備蓄を始めなければならないと思う今日この頃だ。

さて、今回はそんな2020年を代表するアイテムであるマスクが主役。

私は自分のマスクぐらい縫おうと思えば縫えるのだが、なぜか面倒で使い捨てマスクを大量に消費していた。そのゴミへと消えていった使い捨てマスク、もう二度と使えないのは分かっているんだけど、心の片隅に良心が痛むのを感じた。

コロナ禍が多少であっても鎮静化した今、私を守ってくれたマスクへの恩返しとしてゴージャスな彩りを添えてみた。「使い捨て」、その響きの持つ虚しさに向けて私なりのレクイエム。

スパングルとビーズを使用。

非売品。

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