l.a.Eyeworksの眉毛サングラス

前回は私の愛用している眼鏡を紹介したので、「メガネ」繋がりということでサングラスの紹介をしていきたいと思う。

私は目が痛くなるような晴れの日はもちろん、薄暗い曇りの日だとしても外に出るならサングラスを掛ける。それはなぜか。子どもの頃、残像が残るのが楽しくて太陽を直に見てたら、成長して直射日光に弱い目になってしまったからだ。それが原因かは分からないけど、眩しいものを見ると偏頭痛になってしまう。偏頭痛はマジで怖い。

そんなわけでいくつかサングラスを持ってるけど、その中でも一番のお気に入りがこの「眉毛のある」フレーム、l.a.Eyeworksの「MOLLY MILLION」というモデルだ。けっこう昔のモデルだけど一目惚れして購入した。

フレームと眉毛パーツが同色だから分かりにくいかもしれない。ネットでこの色違いを見たことがあるけど、眉毛を際立たせたデザインもあり、それはそれで魅力的だった。まあ、普段使いするならこのカラバリの汎用性が高いかと思う。友達と会ったりしても、意外とこのデザインは気づかれない。一時間くらい経ってから「そのサングラスなに?」と言われるパターンが多いね。そんなバランス感が私の好みでもある。派手じゃないけど、普通でもない。

さて、概要を説明したところで「l.a.Eyeworks」について書いていこうかと思う。

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顔の個性を引き出す「l.a.Eyeworks」

よっぽどの眼鏡好きでなければご存知ないブランド名かと思う。ミキやヨネザワみたいな量産型眼鏡店には当然置いてないし、今時の眼鏡を扱うセレクトショップでもあまり見かけない、近年の眼鏡勢力図の中で中途半端な位置に占めるのがこのブランド。

個人的な意見だが、時代に取り残されたというより「昔は凄かった」系の扱いを受けていると思う。現にGoogleで検索してみても最近の記事はほとんどヒットしない。勢いのあるOliver Peoplesと比べると栄枯盛衰、両極端な結果。

しかし、1979年にロサンゼルスで設立された当時は最先端の眼鏡ブランドで、今見ても新鮮さを損なわない数多くの傑作を生み出した(アランミクリも同時期に設立されたのね)。あのアンディ・ウォーホルをはじめ、芸術家や俳優などに愛用者が多かったのも頷ける。

画像は貼らないけど、前衛芸術家の草間彌生や写真家のアラーキーもこのブランドのメガネを掛けてたのを見たことがある。つまり、現代は眼鏡もファッションアイテムの一つという概念が一般化したけど、当時は珍しかった。なので、個性的な眼鏡を求める人がl.a.Eyeworksを選んだのだと私は推測する。

今は下火というか、あまり注目されないブランドになってはいるけど、それはブランドを取り巻く環境が変化したのが要因だろう。現行を調べても魅力的なモデルがないしね。どちらかというと輝いてた頃のヴィンテージがオススメ。

個人的に好きなのは下のモデル。眉毛があるデザインって表情が明るくなるから好き。

他にも面白いのがたくさんあるので、このサイトを覗いてみてほしい。ただし、ほとんどが廃盤なので手に入れるのは難しいかも。常にヤフオクやメルカリをチェックしとかないと、この手の変わったデザインはすぐになくなる。

最後に創業者二人の言葉をもってブランドの紹介は終わる。

“We design eyewear to celebrate the diversity of faces and the uniqueness of individuals. The glasses we make are sparks of our imagination. You complete these thoughts and bring the dreams of l.a.Eyeworks into being.”

「私たちは、顔の多様性と個人の独自性を祝福するために眼鏡をデザインします。私たちが作るメガネは想像力の火花です。あなたはこれらの考えを作り上げ、l.a.Eyeworksの夢を実現させます。」

Barbara McReynolds & Gai Gherardi

細部を見てみる

幸運をもたらすテンプル

l.a.Eyeworksのテンプルの先端はどのモデルであっても丸い形をしているのが特徴だ。他のブランドとの差異をつけるというのが最もな理由だろうが、一説には幸運をもたらすカエルの手をイメージしたと言われている。調べると、大体どこの国でもカエルは幸運の象徴的存在らしいね。理由は諸説あるそうな。ただ、幸運をもたらしてくれるのはありがたいんだけど、ちょっと痛いのよね、この突起が。

擦り切れた印字

テンプルの内側を見ればそれが何のモデルであるかが一目瞭然である。しかし、今回紹介しているサングラスに関してはすでにほとんどが見えなくなってしまった。ヴィンテージ眼鏡の印字はほとんどがプリントなので基本的に着装の回数を重ねるごとに確実に印字が消えていく。仕方がないと言えばそれまでだけど。

なので、この記事を書くにあたってモデル名が分からずに検索に無駄な時間を費やしてしまった。まあ、ほとんどの人は気にしない箇所ではあるけど、掛け始める前に記録写真を撮っておけば良かったと反省。

分厚いレンズの功名

度入りのカラーレンズを入れている。当初は格安の誠眼鏡店で入れてもらう予定だったのだが、郵送して待つこと数日、特殊なフレームのためレンズ交換はできないというメールが来た。この眉毛が曲者のようだ。幸いにも送料はタダだったけど。

結局、近所にあるメガネのミキへ行くとそこではあっさりOK。その代わり最初から入っていたレンズが割れるかもしれないと言われたが、問題ないので二つ返事でお願いした。やっぱり、老舗眼鏡店の技術者の方が技量は高いのだろうか。

ちなみに前回紹介した眼鏡、MYKITAというブランドだが、それは特殊な器具がないとレンズ交換できないので技量云々ではどうしようもない。そう考えると、独占的に取扱店のみでレンズ交換を展開できるMYKITAのブランド戦略と言うか、狙ってやったのかは分からないが革新的だ。

幅広く選べるカラーレンズ「アリアーテトレス」

こちらのレンズはオプティカルカラー協会が主導しているアリアーテトレスという業界統一のカラーレンズ(色だけの分類)を使用している。具体的にはtres collectionのSMOK 85Fというカラーだね。最も濃い色でザ・サングラスといった風情。他にもブラウンやグリーンがあったけどオーソドックスなカラーにした。

特筆すべきはレンズの厚さ。私はかなり目が悪く(-7.00)必然的にレンズが分厚くなるのだが、斜めから見える断面がもう一つのフレームのようでなかなか良い感じ。フレームが薄いとレンズの厚さが目立って嫌だけど、厚めのセルだとそこまで気にならない。

目が悪い人の眼鏡選びは限定的になってくる。例えば、度が高くなるにつれ、ル・コルビュジエのような分厚いセルフレームかジョンレノン風の丸眼鏡を必然的に選んでしまうということだ。それはレンズが楕円になるほど分厚くなる性質のせいでもある。なので、皆さんもそう言った眼鏡を掛けたくなければ、目が悪くならないように気を付けよう。

私の分身に着装

着装するとこんな感じ。こちらのマネキン、容貌が非常にリアルで大体私の頭と同じくらいなので参考になるかと思う(耳の位置だけおかしい)。多分、美容師の方などはお世話になったことがあるのではないだろうか。せっかく写真に写るので髪の毛をセットしておいた。

日本人がサングラスが似合わない説を唱えている人の多くはレンズと眉毛の間の距離のせいだと言う。外国人はレンズの内側に眉毛が隠れるからカッコいいのだと。

私はそんなことはないと思うが、このサングラスの場合はそのような論説を持った方々を多少なりとも大人しくさせる効果があると思う。だって、そもそもレンズに眉毛ついている訳だからね。

俳優のロン・ヴォーター(マイナーかもしれない)が掛けるとこんな感じ。こんな服装してる人は少ないからあんまり参考にならないかも。というか、l.a.Eyeworksの眼鏡は基本的に参考にならないモデルが多すぎ。掛けてみるまで分からないと思った方が良い。


これでサングラスの紹介を終わる。鉄板のレイバンとかもいいけど、人と被ることがないヴィンテージ物を私はオススメしたい。だって、ありふれた形だとありふれた顔にしかならないから。

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